評論家

それでは、昨日も予告したとおり、
今年の日本シリーズを振り返ってみましょうか。


まず、『流れ』を左右した場面から。
ポイントは第1戦。
マリーンズの西岡が、井川からプッシュバントを決めた場面。
阪神サイドとしては、バントで送って来るのか、
はたまた強攻策で攻めて来るのか、見極めが出来なかった。
そんな時、意表を突くプッシュバント!
完全に予測できなかったプレーで、阪神バッテリーの動揺を誘った。
おそらく、この場面が4試合の全ての流れを決めたんじゃないだろうか。


ただし、一つ付け加えておきたい。
ロッテに勢いと運があって、それが勝敗を左右した様に見える。
ところが、オレはそれだけじゃないと思う。
運というものは、自分で手繰り寄せるもの。
マージャンなどの勝負事では常識であろう。
運が無いから仕方が無い、あぁツイてない・・・、
などと悲観してばかりでは、運なんてつかめない。
何とか打破すべく、いろいろと積極的に動いても良かったんじゃないか。


それと、これはシーズン中から懸念していたんだが、
タイガースは送りバントをことごとく失敗した。
そういう基本のプレーが出来ない様では、勝てるわけがない。
高校野球がなぜバントを重要視するか。
やはり一戦勝負では、確実に走者を進めることだ。
ま、こういう課題が如実になっただけでも収穫なわけだよね。
クドイようだけど、来年も連覇するんだからさw